楽天モバイルの通信速度の傾向は?時間帯・場所・4G・5G別に解説

通信速度 傾向 通信

「楽天モバイルの通信速度は実際どのくらい?」「昼や夜になると遅くなる?」「5G表示なのに速度が出ないのはなぜ?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。

楽天モバイルの通信速度を調べると、100Mbpsを超える結果がある一方で、場所によっては数Mbpsしか出ないという情報も見つかります。利用者によって評価が大きく異なるため、「結局、自分の生活圏では快適に使えるのか」が分かりにくくなっています。

結論から言うと、楽天モバイルの通信速度は、都市部や地方都市の楽天回線を安定してつかめる場所では、Web検索、SNS、動画視聴、オンライン会議、テザリングなどに十分な水準を期待できます。5Gエリアでは100Mbpsを超えることもありますが、日常利用では4Gで数十Mbpsを安定して維持できるケースも少なくありません。

一方、楽天モバイルの通信速度は、時間帯、基地局との距離、利用者数、建物の構造、地下、対応端末、4Gと5Gの切り替えなどによって大きく変化します。

特に平日の12時前後や、利用者が動画・SNSを使いやすい19時から23時は、基地局が混雑して速度が低下する場合があります。夜だけ遅くなるなら混雑の影響、朝から夜まで同じ場所で遅いなら電波や端末の影響というように、症状が発生する条件によって原因を切り分けることが重要です。

また、「5G表示なら必ず4Gより速い」とは限りません。5Gの電波が弱い場所では、端末が4Gと5Gを頻繁に切り替え、かえって通信が不安定になることがあります。安定した4Gへ接続したほうが、Webサイトや動画を快適に利用できるケースもあります。

通信速度を評価するときは、最大速度や1回だけの測定結果ではなく、普段使う場所と時間帯で必要な速度を維持できるかを確認しましょう。

下り100Mbpsを記録しても、自宅の寝室で圏外になるならメイン回線として安心できません。反対に、最高速度が30Mbps程度でも、自宅、職場、通勤経路で常に10~30Mbpsを維持できれば、一般的なスマートフォン利用では不満を感じにくいでしょう。

この記事では、「通信速度 傾向」というキーワードで情報を探している人に向けて、楽天モバイルの速度が時間帯、都市部、郊外、屋内、地下、4G、5G、端末によってどのように変わるのかを詳しく解説します。

さらに、下り・上り・Pingの見方、正しい速度測定方法、夜だけ遅い場合と常時遅い場合の違い、速度が出ないときの対処法まで紹介します。

※通信速度に関する内容は2026年8月時点を基準にしています。通信サービスはベストエフォート方式であり、記載した速度や傾向をすべての場所・端末で保証するものではありません。

楽天モバイルの通信速度に見られる基本的な傾向

楽天モバイルの通信速度は、一日中同じではありません。

利用する時間帯、接続する基地局、その基地局を同時に利用する人数によって変化します。

楽天モバイルの速度傾向を理解するときは、朝、昼、夕方、夜に分けて考えましょう。

朝・昼・夜で通信速度が変化する

スマートフォンの基地局は、周辺にいる利用者で通信容量を共有します。

一つの基地局へ多くの利用者が同時に接続すると、一人あたりが利用できる通信容量が減り、速度が低下する可能性があります。

比較的速度が安定しやすいのは、早朝や利用者の少ない時間帯です。

早朝は動画視聴やSNSを利用する人が少ないため、同じ場所でも昼や夜より高い速度が出ることがあります。アプリの更新、大容量ファイルのダウンロード、写真や動画のクラウド保存などは、早朝や深夜に行うと短時間で終わりやすくなります。

一方、平日の7時から9時は、通勤・通学中の利用が集中します。

主要駅、電車内、バスターミナルでは、多くの人がニュース、SNS、動画、音楽配信などを同時に利用するため、速度が低下する場合があります。

朝の時間帯でも、自宅では快適なのに駅へ着くと遅くなる場合は、楽天モバイル全体の問題ではなく、駅周辺の混雑が原因と考えられます。

平日の12時から13時も速度が低下しやすい時間帯です。

昼休みに多くの人が一斉にスマートフォンを使うため、オフィス街、学校、商業施設などでは基地局が混雑しやすくなります。

ただし、楽天モバイルは自社ネットワークを運用するMNOです。MVNOのように他社から借りた接続容量だけで通信する仕組みとは異なるため、「昼休みになると全国一律で極端に遅くなる」とは限りません。

自宅周辺では昼も速度が変わらず、オフィス街だけ遅くなるといった地域差があります。

夕方の17時から19時は、帰宅時間と重なります。駅、電車、繁華街などで利用者が増え、速度やPingが不安定になる場合があります。

楽天モバイルの通信速度の傾向として、特に確認したいのが19時から23時です。

この時間帯は、自宅や外出先で次の通信が増えます。

  • YouTubeやNetflixなどの動画視聴
  • TikTokやInstagramの動画表示
  • オンラインゲーム
  • アプリのダウンロード
  • 写真や動画のバックアップ
  • テザリング
  • ビデオ通話
  • ライブ配信

同じ基地局の利用者が多い地域では、昼間より夜のほうが速度が低下することがあります。

夜間の速度低下が疑われる場合は、朝や昼と同じ場所で測定して比較してください。

例えば、朝は50Mbps以上出るのに、21時だけ5Mbps程度まで低下する場合は、基地局の混雑が原因である可能性があります。

一方、朝、昼、夜のすべてで速度が低い場合は、混雑より電波強度、屋内環境、端末、対応バンドなどを疑ったほうがよいでしょう。

時間帯別の主な傾向は次のとおりです。

時間帯通信速度の傾向主な原因
早朝比較的速く安定しやすい利用者が少ない
7~9時駅や電車で低下する場合通勤・通学利用
12~13時オフィス街などで低下しやすい昼休みの集中
17~19時駅や繁華街で変動しやすい帰宅時間
19~23時住宅地でも低下する場合動画・ゲーム利用
深夜安定しやすい利用者の減少

上記は全国すべての場所に当てはまるものではありません。周辺の利用者数、基地局の容量、電波状況によって異なります。

下り速度・上り速度・Pingは用途別に評価する

通信速度を測定すると、下り、上り、Pingという数値が表示されます。

それぞれ役割が異なるため、一つの数値だけで楽天モバイルの通信速度を判断することはできません。

下り速度は、インターネット上からスマートフォンへデータを受信する速さです。

次の用途に影響します。

  • Webサイトの表示
  • SNSの閲覧
  • 動画視聴
  • 音楽ストリーミング
  • アプリのダウンロード
  • 地図の読み込み
  • メールの受信

日常利用に必要な下り速度の目安は次のとおりです。

利用内容下り速度の目安
メール・テキストメッセージ1Mbps前後
Web検索・地図1~5Mbps
SNS・画像表示3~10Mbps
音楽配信1~3Mbps
標準画質動画3~5Mbps
フルHD動画5~10Mbps
高画質動画・オンライン会議10~20Mbps
4K動画20~30Mbps以上
大容量ダウンロード50Mbps以上あると快適

楽天モバイルで下り20~30Mbps程度を安定して利用できれば、Web、SNS、フルHD動画、地図などの一般的な用途には十分です。

100Mbps以上出ていても、スマートフォンでテキストメッセージしか使わない人には体感差がほとんどない場合があります。

上り速度は、スマートフォンからインターネットへデータを送信する速さです。

次の用途に影響します。

  • 写真や動画の投稿
  • クラウドバックアップ
  • オンライン会議の映像
  • ライブ配信
  • 大容量ファイルの送信
  • テザリング中の資料送付
  • 防犯カメラなどの映像送信

楽天モバイルは、近年の第三者調査でアップロード速度に強みを示す傾向があります。

楽天回線を安定してつかめる場所では、SNSへの動画投稿、写真のバックアップ、オンライン会議などでメリットを感じられる可能性があります。

ただし、上り速度も電波の強さに左右されます。

基地局からスマートフォンへ届く下り通信と比較して、スマートフォンから基地局へ電波を送る上り通信は、端末側の出力や周囲の障害物の影響を受けやすい傾向があります。

下り速度は30Mbps出ているのに、上り速度が1Mbpsを下回る場合は、建物の奥、地下、弱電界などが影響している可能性があります。

Pingは、通信の応答速度です。

数値が低いほど反応が速く、オンラインゲーム、通話、オンライン会議などで重要になります。

Pingの目安は次のとおりです。

Ping体感の目安
20ms以下非常に反応が速い
20~40msゲームや通話にも使いやすい
40~60ms日常利用では問題を感じにくい
60~100ms遅延を感じる場合がある
100ms超ゲームや通話で影響が出やすい

動画視聴は、一定量のデータを先に読み込むため、Pingが多少高くても問題にならない場合があります。

一方、FPSや格闘ゲームでは、Pingが高いと操作の反映が遅れます。

通信速度の傾向を確認するときは、下り速度、上り速度、Pingを用途別に評価しましょう。

夜だけ遅い場合と常に遅い場合は原因が違う

楽天モバイルの通信速度が遅いと感じたときは、「いつ遅いのか」を確認することが重要です。

症状が発生する時間によって、原因を切り分けられます。

夜だけ遅い場合は、基地局の混雑が主な原因として考えられます。

特に19時から23時に速度が低下し、深夜や翌朝に回復するなら、周辺利用者の増加による影響を受けている可能性があります。

混雑が原因の場合、端末を再起動しても一時的な改善にとどまることがあります。接続する基地局の容量そのものが不足している場合は、時間帯を変える、Wi-Fiを使う、場所を少し移動するといった対策が必要です。

平日の12時台だけ遅い場合も、昼休みの混雑が疑われます。

オフィス街や学校周辺で発生し、自宅では問題ないなら、職場周辺の基地局に利用が集中している可能性があります。

朝から夜まで常に遅い場合は、次の原因を確認します。

  • 基地局から遠い
  • 建物奥で電波が弱い
  • 地下で利用している
  • 対応バンドが不足している
  • 古いスマートフォンを利用している
  • APN設定が正しくない
  • SIMが正常に認識されていない
  • 端末のストレージが不足
  • OSやアプリが古い
  • VPNが通信を遅くしている
  • データ通信回線が他社SIMになっている

特定の場所だけ遅い場合は、電波環境が原因です。

例えば、自宅の窓際では30Mbps、部屋の中央では2Mbpsになる場合は、楽天モバイル全体の問題ではなく、建物内への電波の届き方が影響しています。

特定のアプリだけ遅い場合は、楽天モバイル回線ではなく、アプリ側のサーバー、キャッシュ、VPN、アプリ設定などが原因の可能性があります。

症状別の切り分けは次のとおりです。

症状考えられる原因
19~23時だけ遅い夜間混雑
12時台だけ遅い昼休みの集中
特定の建物だけ遅い屋内電波
地下だけ遅い地下設備・電波
移動中に遅くなる基地局切り替え
5G表示時だけ不安定4G・5Gの切り替え
一つのアプリだけ遅いアプリ・サーバー
常に遅い端末・電波・設定
急に全国的に使えない障害・メンテナンスの可能性

「楽天モバイルは遅い」と一括りにせず、時間、場所、アプリ、4G・5Gのどこで症状が発生するかを記録しましょう。

場所によって通信速度が変わる理由

楽天モバイルの通信速度は、都市部、郊外、屋内、地下、移動中で異なります。

エリアマップ上で同じ4Gエリアでも、基地局との距離や建物によって速度差が発生します。

場所別の傾向を理解すると、自分の利用環境に楽天モバイルが合っているか判断しやすくなります。

都市部・駅・繁華街の速度傾向

東京、大阪、名古屋、福岡などの都市部では、楽天モバイルの自社基地局が多く設置されている地域があります。

楽天回線を安定してつかめる屋外では、4Gでも数十Mbps程度、5Gエリアでは100Mbpsを超える速度が出る場合があります。

都市部で楽天モバイルを利用するメリットは次のとおりです。

  • 基地局が比較的多い
  • 5Gエリアが見つかりやすい
  • Band 3を安定してつかみやすい
  • 動画やSNSに必要な速度を確保しやすい
  • アップロード速度を活かしやすい
  • テザリングを使いやすい

ただし、都市部だから常に速いわけではありません。

駅、繁華街、イベント会場、商業施設など、人が集中する場所では基地局が混雑します。

特に次の場所では速度が低下する可能性があります。

  • 大規模ターミナル駅
  • 通勤時間のホーム
  • コンサート会場
  • スポーツスタジアム
  • 花火大会
  • 大型ショッピングモール
  • 観光地
  • オフィス街の昼休み
  • 繁華街の夜

アンテナが4本立っていても、利用者が多ければ速度が出ないことがあります。

これは、電波の強さと基地局の空き容量が別の要素だからです。

アンテナ表示は電波強度の目安ですが、その基地局を何人が同時に利用しているかまでは表示しません。

都市部で速度を評価する場合は、空いている午前中だけでなく、通勤時間、昼休み、夜に測定します。

駅で通信が遅い場合は、ホームの端へ移動する、改札階へ移動する、電車を降りて少し待つだけで改善することもあります。

建物や人の位置によって、同じ駅構内でも接続する基地局や電波強度が変わるためです。

イベント会場では、楽天モバイルに限らず大手キャリアでも通信が混雑します。

重要な連絡や電子チケットの表示が必要な場合は、会場へ入る前に画面を保存しておく、待ち合わせ場所を決めておくなどの対策も有効です。

屋内・地下・大型商業施設の速度傾向

楽天モバイルの通信速度で差が出やすいのが、屋内と地下です。

屋外では高速でも、建物へ入った途端に速度が低下する場合があります。

電波は、建物の壁、窓、断熱材、金属、コンクリートなどによって弱くなります。

特に影響を受けやすい場所は次のとおりです。

  • 鉄筋コンクリートの建物
  • 窓のない部屋
  • 建物の中央部
  • 地下駐車場
  • 地下街
  • エレベーター
  • 高層ビルの一部
  • 大型商業施設
  • 病院
  • 倉庫
  • 工場

楽天モバイルの主力周波数であるBand 3は、一定の通信速度を確保しやすい一方、低い周波数のプラチナバンドと比較すると、建物の奥まで届きにくい場合があります。

楽天モバイルでは、プラチナバンドのBand 28も順次整備しています。

Band 28は比較的障害物を回り込みやすく、屋内や建物の陰での電波改善が期待できます。

ただし、全国すべての基地局で直ちにBand 28を利用できるわけではありません。基地局の整備状況と端末の対応状況によって変わります。

屋内で速度が遅い場合は、窓際へ移動して測定します。

窓際で改善するなら、建物の構造による電波減衰が原因と考えられます。

自宅だけ電波が弱い場合は、固定回線のWi-Fiを併用する方法が現実的です。

ただし、楽天モバイルを固定回線代わりに利用したい場合は、普段ルーターやスマートフォンを置く場所で測定してください。

窓際で100Mbps出ても、作業机やテレビの近くで数Mbpsしか出ないなら、実際の利用では不便を感じる可能性があります。

地下では、地上の基地局から電波が届きにくいため、地下設備の有無が重要です。

駅構内ではつながっても、駅間のトンネルで一時的に通信が切れる場合があります。

地下から地上へ移動するときや、大型商業施設から屋外へ出るときは、接続先の基地局や回線が切り替わり、一時的に通信できなくなることがあります。

このような場合は、少し待つ、機内モードをオン・オフする、モバイルデータ通信を切り替えることで再接続できる可能性があります。

郊外・地方・山間部・移動中の速度傾向

楽天モバイルの自社回線エリアは、都市部だけでなく地方都市や郊外にも広がっています。

地方都市の中心部、住宅地、主要道路沿いでは、動画やSNSに十分な速度を利用できる場所が増えています。

一方で、山間部、農地、海岸、キャンプ場、地方の道路などでは、都市部より基地局の間隔が広くなる傾向があります。

基地局から遠くなると電波が弱まり、速度も低下します。

郊外や地方で確認したい場所は次のとおりです。

  • 自宅
  • 実家
  • 最寄り駅
  • 通勤道路
  • スーパー
  • 病院
  • 学校
  • 高速道路
  • 道の駅
  • 観光地
  • キャンプ場
  • 釣り場

地方で楽天モバイルを評価するときは、市区町村全体がエリア内かどうかではなく、自分が利用する地点を確認することが重要です。

同じ市内でも、市街地では快適、山側では圏外ということがあります。

車や電車で移動中は、接続する基地局が次々と切り替わります。

基地局の切り替えがスムーズに行われれば通信を継続できますが、エリアの境界、トンネル、谷間などでは、一時的に速度が低下したり、通信が切れたりする場合があります。

高速道路や新幹線では移動速度が速いため、停止中より通信が不安定になりやすい傾向があります。

移動中の速度を測定する場合は、安全を最優先してください。車を運転しながらスマートフォンを操作してはいけません。

同乗者に測定してもらうか、安全な場所へ停車して確認しましょう。

楽天回線エリアとパートナー回線エリアの境界付近では、回線を切り替えるタイミングで通信が一時停止する場合があります。

エリア移動後も通信が戻らない場合は、機内モードをオン・オフして電波をつかみ直します。

地方や山間部への移動が多い人は、楽天モバイルだけでなく、ドコモ、au、SoftBank系の予備回線をデュアルSIMで持つ方法も検討できます。

4G・5G・端末による速度差

楽天モバイルの通信速度は、接続する回線だけでなく、使用するスマートフォンにも左右されます。

同じ場所で同じ楽天モバイルを使っていても、端末によって速度が異なることがあります。

4Gと5Gの違い、対応バンド、端末性能を理解しましょう。

5G表示でも必ず4Gより速いとは限らない

5Gは、4Gより高速・低遅延・大容量通信を実現できる技術です。

楽天モバイルの5Gエリアで対応端末を利用すれば、4Gより高い速度を記録することがあります。

5Gが向いている用途は次のとおりです。

  • 大容量アプリのダウンロード
  • 高画質動画
  • 大容量ファイルの送受信
  • クラウドバックアップ
  • テザリング
  • 動画投稿
  • ライブ配信

ただし、端末に5Gと表示されているだけで、高速通信が保証されるわけではありません。

5Gが遅くなる主な原因は次のとおりです。

  • 5G基地局から遠い
  • 建物内で5G電波が弱い
  • 基地局が混雑している
  • 4Gと5Gを頻繁に切り替えている
  • 端末が一部の5G周波数に非対応
  • 端末が発熱している
  • アプリやOSが古い
  • VPNを利用している

5Gの電波が弱いエリアでは、端末が5G表示と4G表示を繰り返すことがあります。

この切り替えが多いと、通信が一時停止したり、Pingが大きく変動したりする可能性があります。

その場合は、端末設定で一時的に4Gを優先し、安定性を比較してください。

4Gで20~30Mbpsを安定して利用できるなら、Web、SNS、動画視聴、オンライン会議などでは十分です。

不安定な5Gで瞬間的に100Mbpsを記録するより、安定した4Gのほうが体感的に快適な場合があります。

5Gを評価するときは、最高速度だけでなく、次の点を確認します。

  • 5G表示を維持できる
  • 速度が大きく変動しない
  • Pingが安定している
  • 動画が途中で止まらない
  • 端末が過度に発熱しない
  • バッテリー消費が大きすぎない

5Gをオンにすると、電波探索や4Gとの切り替えによってバッテリー消費が増える場合があります。

5Gエリアが少ない生活圏では、4Gを中心に利用したほうがバッテリーを節約できる可能性があります。

対応バンド・キャリアアグリゲーションで差が出る

楽天モバイルのSIMを挿入して通信できても、端末が楽天モバイルの周波数へ十分対応していなければ、速度やつながりやすさに差が出ます。

楽天モバイルの主力4G周波数はBand 3です。

加えて、屋内や建物の陰への電波改善が期待されるBand 28も重要です。

パートナー回線を利用する可能性がある場合は、au系のBand 18やBand 26への対応も確認したいところです。

5Gでは、楽天モバイルが利用する周波数への対応が必要です。

海外版スマートフォンや一部のキャリア版端末では、楽天モバイルの主要バンドに対応していない場合があります。

Band 3へ対応していても、Band 28、Band 18、Band 26などへ対応していなければ、屋内や郊外で不利になる可能性があります。

端末の通信速度には、キャリアアグリゲーションも影響します。

キャリアアグリゲーションは、複数の周波数を束ねて通信する技術です。

対応端末では、一つの周波数だけを利用する場合より、高速化や安定性向上を期待できます。

ただし、端末がキャリアアグリゲーションへ対応していても、楽天モバイルの周波数の組み合わせに対応していなければ、性能を十分に発揮できないことがあります。

同じ場所で古い端末より新しい端末のほうが速度が出やすい理由には、次の違いがあります。

  • 対応周波数
  • キャリアアグリゲーション
  • 5G対応
  • モデム性能
  • アンテナ設計
  • MIMO対応
  • OSの最適化
  • 省電力性能

楽天モバイルで持ち込み端末を利用する場合は、単にSIMフリーかどうかだけでなく、楽天回線対応製品か確認してください。

特に、機種名が同じでも販売元によって型番や対応周波数が異なることがあります。

ドコモ版、au版、SoftBank版、SIMフリー版、海外版を区別して確認しましょう。

端末の発熱・設定・デュアルSIMも影響する

楽天モバイルの通信速度が遅い原因は、回線だけとは限りません。

スマートフォン本体の状態も通信速度に影響します。

端末が高温になると、故障を防ぐために処理性能や通信性能を抑える場合があります。

発熱しやすい利用方法は次のとおりです。

  • 充電しながらテザリング
  • 高画質動画を長時間視聴
  • オンラインゲーム
  • 5Gで大容量ダウンロード
  • 真夏の車内
  • 直射日光下での利用
  • 複数アプリの同時使用
  • 長時間の速度測定

最初の速度測定では100Mbps出たのに、30分後には大幅に低下した場合は、端末の発熱が影響している可能性があります。

ケースを一時的に外す、充電をやめる、日陰へ移動する、画面を消して端末を休ませると改善することがあります。

ストレージの空き容量が少ない場合も、端末全体の動作が遅くなります。

Webサイトの表示が遅いと感じても、通信回線ではなく、ブラウザや端末処理が原因の場合があります。

OSやアプリが古い場合は、通信機能の不具合や最適化不足につながる可能性があります。

次の項目を確認しましょう。

  • OSを最新版へ更新
  • キャリア設定を更新
  • アプリを最新版へ更新
  • 不要なアプリを終了
  • ストレージ容量を確保
  • ブラウザのキャッシュを整理
  • 端末を再起動

デュアルSIMも速度へ影響する場合があります。

楽天モバイルと他社SIMを同時に利用している場合、モバイルデータ通信がどちらの回線に設定されているか確認してください。

楽天モバイルの速度を測定しているつもりでも、実際は他社SIMで通信している可能性があります。

iPhoneでは「モバイルデータ通信の切り替えを許可」がオンになっていると、電波状況によって回線が自動的に切り替わる場合があります。

正確に測定したい場合は、自動切り替えをオフにし、楽天モバイルをデータ回線へ固定します。

Androidでも、データ通信の初期回線、自動切り替え、SIMの有効状態を確認してください。

正しい速度測定と遅いときの対処法

楽天モバイルの通信速度を判断するには、測定条件をそろえることが重要です。

異なる時間、場所、端末で測定した結果をそのまま比較すると、回線の差なのか環境の差なのか分かりません。

測定結果と実際のアプリ利用を組み合わせて判断しましょう。

同じ条件で複数回測定する

速度測定を行う前に、次の準備をします。

  • Wi-Fiをオフにする
  • 楽天モバイルをデータ回線に設定する
  • VPNをオフにする
  • バックグラウンドのダウンロードを停止する
  • 不要なアプリを終了する
  • バッテリー残量を確保する
  • 端末の発熱がない状態にする

同じ場所で3回程度測定し、中央値を確認します。

1回目が20Mbps、2回目が100Mbps、3回目が25Mbpsなら、100Mbpsだけを代表値にするのは適切ではありません。

普段の利用に近い20~25Mbps程度を基準に考えたほうが現実的です。

測定結果は次のように記録します。

日時場所回線表示下り上りPing
平日8時自宅4G---
平日12時30分職場4G---
平日18時駅5G---
平日21時自宅4G---
休日14時商業施設5G---

測定した数値だけでなく、実際の利用も確認します。

  • Webサイトがすぐ開く
  • SNSの画像が表示される
  • YouTubeをフルHDで再生できる
  • 地図が読み込まれる
  • オンライン会議が途切れない
  • 写真をアップロードできる
  • テザリングでパソコンを使える

速度測定は短時間の通信結果です。

オンライン会議を30分続けられるか、動画が途中で止まらないか、移動中も通信できるかまでは分かりません。

数値と体感の両方を確認してください。

速度測定はデータ容量を消費します。高速な5Gで何度も測定すると、1回でも多くのデータを使用することがあります。

楽天モバイルは国内データを無制限で利用できますが、データ利用量によって月額料金が変わります。3GB以内へ抑えたい人は、速度測定の回数に注意しましょう。

通信速度が遅いときに試したい対処法

楽天モバイルの通信速度が遅い場合は、次の順番で対処します。

場所を少し移動する

建物内なら窓際へ移動します。地下なら地上、駅構内なら改札階など、電波を受信しやすい場所へ移動してください。

数メートル移動するだけで、接続する基地局や電波強度が変わる場合があります。

機内モードをオン・オフする

機内モードを一度オンにし、10秒程度待ってからオフにします。

端末が電波を検索し直し、より適切な基地局へ再接続できる可能性があります。

モバイルデータ通信を切り替える

モバイルデータ通信を一度オフにしてから、再度オンにします。

アンテナ表示があっても正常に通信できていない場合に改善することがあります。

端末を再起動する

一時的なソフトウェア不具合、通信処理の停止、キャッシュの蓄積などは、再起動で改善する場合があります。

Wi-Fiを確認する

楽天モバイルが遅いと思っていたら、実際は混雑したWi-Fiへ接続していたというケースがあります。

Wi-Fiをオフにし、楽天モバイル回線だけで速度を確認してください。

5Gと4Gを切り替える

5Gが不安定な場合は、4G優先へ変更して比較します。

安定した4Gのほうが速度やPingの揺れを抑えられることがあります。

VPNをオフにする

VPNサーバーの場所や混雑によって速度が低下する場合があります。

一度VPNをオフにし、速度が改善するか確認してください。

OSとアプリを更新する

古いOS、キャリア設定、アプリは通信不具合の原因になる可能性があります。

更新後は端末を再起動します。

SIMを確認する

物理SIMの場合は、端末の電源を切ってSIMカードを入れ直します。

eSIMの場合は、楽天モバイルの回線がオンになっているか確認します。

eSIMプロファイルは、必要性を確認せず削除しないようにしてください。削除すると再発行が必要になる可能性があります。

デュアルSIM設定を確認する

モバイルデータ通信が楽天モバイルになっているか、自動切り替えが有効になっていないか確認します。

障害・メンテナンスを確認する

これまで正常だった地域で急に通信できなくなり、端末を再起動しても改善しない場合は、障害やメンテナンスの可能性があります。

楽天モバイルの障害情報を確認してください。

改善しない場合は電波改善要望も検討する

基本的な対処を行っても特定の場所で通信速度が改善しない場合は、電波環境そのものに原因がある可能性があります。

楽天モバイルでは、国内の電波に関する改善要望を受け付けています。

要望を送る前に、次の情報を整理しましょう。

  • 利用している住所や場所
  • 屋内か屋外か
  • 発生する時間帯
  • 4Gか5Gか
  • 下り速度
  • 上り速度
  • Ping
  • 端末名と型番
  • OSバージョン
  • SIMカードかeSIMか
  • 発生し始めた時期
  • 他の場所では使えるか
  • 再起動などを試したか

「遅い」とだけ伝えるより、次のように具体的に記録すると状況を説明しやすくなります。

「自宅リビングでは平日21時ごろに下り速度が大きく低下する。朝は問題なく、窓際へ移動すると改善する」

この場合は、夜間混雑と屋内電波の両方が影響している可能性があります。

「自宅では一日中遅いが、屋外へ出るとすぐ改善する」

この場合は、建物内への電波の届き方が主な原因と考えられます。

「自宅も職場も急に使えなくなった」

この場合は、端末設定、料金未払い、障害なども確認する必要があります。

電波改善要望を送ったからといって、すぐに基地局が設置されることを保証するものではありません。

それでも、利用者からの具体的な情報は、今後のエリア改善を検討する材料になります。

楽天モバイルの通信速度が向いている人・注意したい人

楽天モバイルの通信速度は、全国どこでも同じではありません。

自分の生活圏、用途、速度へのこだわりによって評価が変わります。

楽天モバイルが向いている人は次のとおりです。

  • 都市部や地方都市が生活圏
  • 自宅や職場で楽天回線が入る
  • 4Gで数十Mbps程度あれば十分
  • 動画視聴やSNSを利用する
  • テザリングを使う
  • データ容量を気にせず使いたい
  • 写真や動画のアップロードが多い
  • 必要に応じてWi-Fiを利用できる
  • 自分で速度測定や設定確認ができる
  • 料金と通信速度のバランスを重視する

一方、次のような人は慎重な確認が必要です。

  • 山間部へ頻繁に行く
  • 地下で仕事をする
  • 建物奥で常に通信が必要
  • 競技性の高いオンラインゲームをする
  • モバイル回線だけで重要な会議を行う
  • 夜間に必ず高速通信が必要
  • 速度の揺れを許容できない
  • 予備回線やWi-Fiを利用できない
  • 自宅で楽天モバイルの電波が弱い

楽天モバイルを固定回線代わりに使いたい人は、短時間の速度測定だけで判断しないようにしましょう。

平日夜や休日に、動画、テザリング、オンライン会議を実際に利用し、30分から1時間程度安定して通信できるか確認します。

速度だけでなく、端末の発熱、バッテリー消費、Pingの揺れ、複数端末接続時の状態も確認してください。

いきなりメイン回線をMNPすることに不安がある場合は、新しい電話番号で楽天モバイルを契約し、サブ回線として試す方法もあります。

デュアルSIM対応端末なら、現在の回線を残したまま、楽天モバイルの通信速度を自宅、職場、通勤経路で確認できます。

ただし、新しい番号で契約した楽天モバイル回線へ、後から現在の電話番号を上書きしてMNPすることは基本的にできません。

現在の番号を移す場合は、別途MNP契約が必要です。

まとめ|通信速度の傾向は時間・場所・端末で判断する

楽天モバイルの通信速度は、都市部や地方都市の楽天回線を安定してつかめる場所では、一般的なスマートフォン利用に十分な水準を期待できます。

Web検索、SNS、フルHD動画、地図、オンライン会議などは、4Gで10~30Mbps程度を安定して利用できれば快適です。

5Gエリアでは100Mbpsを超えることもありますが、5G表示だから必ず4Gより速いとは限りません。

5Gの電波が弱く、4Gとの切り替えを繰り返す場所では、安定した4Gを利用したほうが快適な場合があります。

楽天モバイルの通信速度に見られる主な傾向は次のとおりです。

  • 早朝や深夜は比較的安定しやすい
  • 平日の12時台は混雑する場合がある
  • 19時から23時は住宅地でも遅くなる場合がある
  • 都市部屋外では高速通信を期待しやすい
  • 駅やイベント会場では混雑しやすい
  • 建物奥や地下では速度が低下しやすい
  • 郊外や山間部では基地局との距離が影響する
  • 移動中は基地局切り替えで一時停止する場合がある
  • 5Gより安定した4Gのほうが快適なケースもある
  • 対応バンドや端末性能によって速度差が出る
  • 上り速度は動画投稿やオンライン会議で重要
  • 最高速度より最低速度と安定性が重要

夜だけ遅い場合は、基地局の混雑が原因である可能性があります。

朝から夜まで同じ場所で遅い場合は、電波強度、建物構造、対応バンド、端末設定を確認してください。

特定のアプリだけ遅い場合は、回線ではなくアプリ、サーバー、VPNなどが原因の可能性があります。

速度が遅いときは、次の順番で対処します。

  1. 場所を少し移動する
  2. Wi-Fiを切って確認する
  3. 機内モードをオン・オフする
  4. モバイルデータ通信を切り替える
  5. 端末を再起動する
  6. 5Gと4Gを比較する
  7. VPNをオフにする
  8. OSとアプリを更新する
  9. SIMとデュアルSIM設定を確認する
  10. 障害情報を確認する

通信速度を正しく比較するには、同じ端末、同じ場所、同じ時間帯で複数回測定します。

下り速度だけでなく、上り速度、Ping、動画再生、オンライン会議、テザリングなども実際に試しましょう。

楽天モバイルの通信速度が自分に合うかどうかは、全国平均や最高速度では決まりません。

自宅、職場、通勤経路、よく行く場所で必要な速度を安定して利用できるなら、楽天モバイルは料金と通信速度を両立しやすい回線です。

「何Mbps出たか」だけではなく、「必要な場所と時間に、使いたいサービスが止まらず利用できるか」を基準に判断することが、後悔しない回線選びにつながります。

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