「スマホの乗り換えを考えているけれど、データ容量より通話を重視したい」「家族や仕事先へ電話する機会が多く、通話料をできるだけ安くしたい」「楽天モバイルのRakuten Linkは、本当に乗り換え後のメイン電話として使える?」と迷っている人も多いのではないでしょうか。
スマートフォンの乗り換えでは、月間データ容量や通信速度、キャンペーンでもらえるポイントが注目されがちです。しかし、通話重視で乗り換える人にとって本当に大切なのは、毎月の基本料金だけではありません。通話料、かけ放題の条件、1回あたりの無料時間、通話品質、無料対象外番号、留守番電話、着信転送、緊急通報、発信方法まで含めて比較する必要があります。
基本料金が安く見えても、完全かけ放題を追加すると月額料金が高くなるケースがあります。反対に、基本料金が少し高くても、専用アプリによる国内通話が無料であれば、通話時間が長い人ほど合計料金を抑えられる可能性があります。
結論から言うと、通話重視で乗り換える人にとって、楽天モバイルは有力な選択肢です。Rakuten Linkを利用すれば、携帯電話や固定電話を含む一般的な国内通話を、一部の対象外番号を除いて無料で利用できます。1回あたりの通話時間や、1カ月の通話回数に通常の上限が設けられていないため、家族との長電話、仕事の連絡、店舗への予約などが多い人ほど節約効果を期待できます。
また、Rakuten Linkの電話やメッセージは、原則としてプラン料金を決めるデータ利用量に加算されません。自宅ではWi-Fiを利用し、外出先では電話が中心という人なら、月間データ利用量を3GB以内に抑えながら、国内通話を基本料金の範囲内で利用することも可能です。
一方で、楽天モバイルへ乗り換えただけで、すべての通話が自動的に無料になるわけではありません。スマートフォンに最初から入っている標準電話アプリから発信すると、通常は30秒22円の通話料がかかります。0570から始まるナビダイヤルや一部の特番など、Rakuten Linkでも無料にならない番号もあります。
さらに、Rakuten Linkは通信環境の影響を受けるため、場所によっては音声が途切れたり、遅延したりすることがあります。仕事の重要な電話や、聞き間違いを避けたい連絡では、標準電話アプリと15分かけ放題を組み合わせたほうが安心できるケースもあります。
通話重視の乗り換えで失敗しないためには、「どの回線が一番安いか」だけでなく、「自分が誰に、何分、どこから電話するのか」を整理することが重要です。
この記事では、「通話重視 乗り換え」というキーワードで情報を探している人に向けて、乗り換え先を選ぶ基準、楽天モバイルの通話料金、Rakuten Linkと標準電話アプリの違い、MNPの手順、eSIMと物理SIMの選び方、開通後の設定、よくある失敗まで詳しく解説します。
※料金やサービス内容は2026年8月時点を基準にしています。キャンペーン、オプション、割引条件は変更される場合があるため、申し込み時点の内容も確認してください。
通話重視で乗り換えるときの比較ポイント
通話重視で乗り換える場合、基本料金やデータ容量だけで契約先を決めるのはおすすめできません。
毎月の発信時間、電話をかける相手、1回あたりの通話時間、利用場所、必要な電話オプションまで確認し、「乗り換え後の支払総額」で比較する必要があります。
まずは現在の通話状況を整理し、自分に必要なのが短時間かけ放題なのか、完全かけ放題なのか、アプリ通話なのかを明確にしましょう。
乗り換え前に過去3カ月の通話明細を確認する
通話重視で乗り換える人が最初に行うべきことは、現在契約している携帯電話会社の通話明細を確認することです。
「電話をよく使っている」という感覚だけでは、自分に必要なかけ放題を正確に判断できません。1回の電話が短く回数だけ多い人と、回数は少なくても1回30分以上話す人では、適した料金体系が異なるからです。
可能であれば、直近1カ月だけでなく、過去3カ月程度の利用状況を確認してください。仕事の繁忙期、家族の行事、病院への問い合わせなどによって、月ごとの通話時間が大きく変わることがあります。
確認したい項目は次のとおりです。
- 1カ月の合計発信時間
- 1カ月の発信回数
- 1回あたりの平均通話時間
- 最も長かった通話時間
- 携帯電話への発信回数
- 固定電話への発信回数
- 0570など有料番号への発信回数
- 国際通話の有無
- SMS送信数
- 留守番電話の利用頻度
- 着信転送の利用有無
- 通話する主な場所
例えば、1回3分程度の電話を月20回かける人は、合計通話時間が60分です。標準電話アプリの通話料が30秒22円の場合、1分44円なので、月間通話料は2,640円になります。
1回10分の電話を月10回かける人なら、合計100分で4,400円です。基本料金が月額1,000円程度でも、通話料を含めると月額5,000円を超えてしまいます。
一方、電話をよく使っているつもりでも、実際の発信時間が月10分程度なら、完全かけ放題を追加するより、従量料金のまま使ったほうが安い場合があります。
通話重視の乗り換えでは、次の3つに通話を分類すると判断しやすくなります。
1つ目は、家族や友人への一般的な国内通話です。通話時間が長くなりやすいため、完全かけ放題やRakuten Linkのような時間上限のない無料通話と相性がよい項目です。
2つ目は、仕事や病院、店舗などへの重要な通話です。料金だけでなく、音質、遅延、発信者番号通知、途中で切れないことを重視する必要があります。
3つ目は、0570などの無料通話対象外番号です。完全かけ放題へ加入していても対象外になる場合があるため、別枠として考えなければなりません。
「通話時間が多いから完全かけ放題」と単純に決めるのではなく、無料にできる通話と無料にできない通話を分けることが重要です。
また、発信より着信が多い人は、かけ放題の必要性が低い可能性があります。国内で通常の電話を受けるだけなら、基本的に着信料はかかりません。
営業職や個人事業主など、相手から電話がかかってくることが多い人は、かけ放題よりも留守番電話、割込通話、着信転送、迷惑電話対策を重視したほうが満足度が高くなる場合があります。
乗り換え前に現在の請求明細を確認し、「基本料金」「通話オプション」「従量通話料」「SMS料金」「電話関連オプション」を分けて書き出すと、乗り換え後の節約額を計算しやすくなります。
かけ放題は3つのタイプに分けて比較する
通話重視で乗り換える場合、かけ放題は大きく3つのタイプに分けて考えられます。
- 5分や10分、15分などの短時間かけ放題
- 標準電話アプリによる完全かけ放題
- 専用アプリによる無料通話またはかけ放題
短時間かけ放題は、1回あたりの通話時間が短い人に向いています。仕事の確認、店舗予約、宅配便への連絡など、数分で終わる電話が多い人には使いやすい仕組みです。
ただし、無料時間を超えた部分には従量通話料が発生します。10分かけ放題で15分通話した場合、超過した5分が有料になります。
通話時間が毎回一定ではない人は、「あと何分残っているか」を気にしながら電話することになります。相手の説明が長くなったり、保留で待たされたりすると、自分では通話時間をコントロールできません。
標準電話アプリによる完全かけ放題は、時間を気にせず電話したい人に向いています。専用アプリを開く必要がなく、スマートフォンに最初から入っている電話アプリから発信できるため、操作も分かりやすいのがメリットです。
一方で、完全かけ放題は月額料金が高めに設定される傾向があります。基本料金と合わせると、毎月の支払いが3,000円から5,000円程度になることもあります。
専用アプリによる無料通話は、料金を大きく抑えやすいのが特徴です。楽天モバイルのRakuten Linkが代表的で、一般的な国内の携帯電話や固定電話への通話を、基本的に無料で利用できます。
ただし、専用アプリを開いて発信する必要があり、標準電話アプリから発信すると有料になる場合があります。インターネット通信を利用するため、通信環境によって通話品質が変わる点にも注意が必要です。
3つのタイプを比較すると、次のようになります。
| 通話方式 | 向いている人 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 短時間かけ放題 | 1回の電話が短い | オプション料金を抑えやすい | 無料時間超過後は有料 |
| 完全かけ放題 | 長電話や仕事電話が多い | 時間を気にせず標準アプリを使える | 月額料金が高くなりやすい |
| 専用アプリ通話 | 料金を最優先したい | 長時間通話を安く利用しやすい | アプリ操作と通信環境が必要 |
通話重視の人が乗り換え先を比較するときは、月額基本料金だけではなく、次の計算式を使います。
「月額基本料金+通話オプション+対象外通話料+留守番電話などの必要なオプション」
例えば、基本料金が月額990円でも、完全かけ放題が月額1,800円なら、合計は月額2,790円です。留守番電話を追加すると、さらに料金が上がります。
楽天モバイルでデータ利用量を3GB以内に抑え、Rakuten Linkから国内通話を利用するなら、通常料金は月額1,078円が基本です。最強家族割を適用できれば月額968円になります。
一方、Rakuten Linkではなく標準電話アプリを中心に使うなら、月額1,100円の15分(標準)通話かけ放題を追加できます。この場合、3GB以内の通常料金と合わせて月額2,178円です。
料金だけを見ればRakuten Linkが有利ですが、専用アプリの操作や通話品質を受け入れられるかによって評価が変わります。
通話重視の乗り換えでは、「最安の回線」を探すより、「自分が実際に使う通話方法で最も安い回線」を探すことが大切です。
料金だけでなく通話品質・エリア・操作性も確認する
通話重視で乗り換える場合、料金の安さだけで決めると後悔する可能性があります。
電話を頻繁に使う人にとって、つながらない、声が途切れる、着信に気づかないといった問題は、データ通信が少し遅いことより大きなストレスになるからです。
特に確認したいのは、次の場所です。
- 自宅のリビングや寝室
- 職場の自席や会議室
- 自宅と職場の建物内
- 通勤で利用する駅や電車
- 地下街や地下鉄
- よく利用する病院
- 実家や家族の自宅
- 車で移動する道路
- 出張先や訪問先
- 災害時の避難場所周辺
エリアマップでサービスエリア内になっていても、建物の構造、窓からの距離、基地局の位置、周囲の混雑状況によって実際の電波は変わります。
屋外で電波が強くても、鉄筋コンクリートの建物内や地下では弱くなることがあります。通話重視の人は、自宅の玄関だけでなく、実際に電話をする部屋で確認する必要があります。
楽天モバイルでは、主力周波数のBand 3に加えて、屋内や建物の陰へ届きやすいプラチナバンドのBand 28も展開されています。ただし、Band 28を利用できる場所や端末には条件があります。
持ち込み端末を使う場合は、楽天モバイルの対応状況と対応周波数を確認しましょう。通信できても、通話、SMS、緊急通報、APN自動設定など、一部の機能が正常に動作しない端末もあります。
操作性も重要です。
Rakuten Linkのような専用アプリ通話では、標準電話アプリとは別のアイコンを開きます。スマートフォンの操作に慣れている人なら問題ありませんが、高齢者や電話機能だけを使う人には分かりにくいことがあります。
通話重視で乗り換える場合は、次の点を事前にイメージしてください。
- 電話をかけるたびに専用アプリを開けるか
- 着信履歴から正しいアプリで折り返せるか
- 無料対象外番号を区別できるか
- アプリのログイン状態を管理できるか
- 通知や省電力設定を確認できるか
- 不具合時に再起動や設定確認ができるか
仕事で重要な電話をする人は、通話品質だけでなく、サポート方法も確認しておきましょう。
店舗で相談したいのか、オンラインチャットで解決できるのか、自分で設定を調べられるのかによって、適した携帯電話会社は異なります。
料金差が月数百円であれば、サポートの安心感を優先したほうが満足度が高くなることもあります。
楽天モバイルが通話重視の人に向いている理由
楽天モバイルが通話重視の乗り換え先として注目される最大の理由は、Rakuten Linkによる国内通話です。
データ利用量が少ない人は基本料金を抑えやすく、通話時間が長い人はRakuten Linkによる節約効果を期待できます。
一方、標準電話アプリを利用したい人向けの15分かけ放題も用意されているため、料金重視と通話品質重視を使い分けることも可能です。
Rakuten Linkなら長時間の国内通話を無料にしやすい
Rakuten Linkは、楽天モバイル契約者が利用できる通話・メッセージアプリです。
Rakuten Linkから発信すれば、相手が楽天モバイルを利用していなくても、一般的な国内の携帯電話や固定電話への通話を基本的に無料で利用できます。
相手側にRakuten Linkをインストールしてもらう必要はありません。ドコモ、au、ソフトバンク、格安SIM、固定電話など、相手が利用している回線を問わず、通常の電話番号へ発信できます。
通話時間や回数を気にせず利用しやすいため、次のような人に向いています。
- 家族と毎日電話する
- 遠方の親と長電話する
- 仕事先へ何度も電話する
- 固定電話へかける機会が多い
- 店舗や業者への予約が多い
- 通話時間を気にしたくない
- 完全かけ放題の料金を節約したい
- LINEを使っていない相手へ電話する
例えば、標準電話アプリから10分の電話を月10回かけると、30秒22円の場合は月額4,400円です。
Rakuten Linkの無料対象となる国内通話であれば、この通話料を基本的に0円へ抑えられます。通話時間が長い人ほど、乗り換えによる節約額が大きくなります。
楽天モバイルのRakuten最強プランは、データ利用量に応じて料金が変わります。
通常料金は次のとおりです。
| 月間データ利用量 | 通常料金 | 最強家族割適用後 |
| 3GBまで | 1,078円 | 968円 |
| 3GB超から20GBまで | 2,178円 | 2,068円 |
| 20GB超 | 3,278円 | 3,168円 |
Rakuten Linkを利用した電話やメッセージは、原則としてプラン料金を決定するデータ利用量へ加算されません。
そのため、自宅ではWi-Fiを利用し、外出先では通話が中心という人なら、3GB以内の料金段階を維持しながら長時間通話を利用できる可能性があります。
ただし、Rakuten Link以外の通信は通常どおりデータ利用量へ加算されます。
- 動画視聴
- SNSの動画再生
- Webサイトの閲覧
- 地図アプリ
- アプリの更新
- 写真や動画のバックアップ
- LINEなど他社アプリの通話
- テザリング
- OSアップデート
3GB以内に抑えたい場合は、動画視聴、アプリ更新、写真のバックアップをWi-Fi接続時に行う設定へ変更すると安心です。
Rakuten Linkによる通話を無料にするには、必ずRakuten Linkから発信する必要があります。楽天モバイルへ乗り換えただけでは、標準電話アプリからの発信まで自動的に無料になるわけではありません。
標準電話アプリから国内通話を利用した場合は、通常30秒22円です。乗り換え後はRakuten Linkをホーム画面の分かりやすい場所へ置き、「発信はRakuten Link」という操作を習慣にしましょう。
標準電話アプリを使いたい人は15分かけ放題を選べる
Rakuten Linkは料金面で魅力がありますが、すべての人が専用アプリ通話に満足できるとは限りません。
Rakuten Linkはデータ通信を利用するため、楽天モバイル回線やWi-Fiが不安定な場所では、音声が途切れたり、遅延したりする可能性があります。
日常的な家族との会話なら聞き直すことができますが、仕事の重要な電話では、聞き間違いや通話切断を避けたいところです。
楽天モバイルでは、標準電話アプリを利用する人向けに「15分(標準)通話かけ放題」が用意されています。
月額料金は1,100円で、1回15分以内の国内通話を何度でも利用できます。国内SMSの送信も対象です。初回利用時には無料期間が設けられている場合がありますが、キャンペーン条件は申し込み時点で確認してください。
1回の通話が15分を超えた場合は、超過した部分に30秒22円の通話料が発生します。
例えば、20分通話した場合は、最初の15分がかけ放題の対象となり、残り5分に220円が発生します。
15分かけ放題が向いているのは、次のような人です。
- 仕事の電話を標準電話アプリでかけたい
- 1回の通話が15分以内で終わることが多い
- 専用アプリを使い分けたくない
- Rakuten Linkの音質が気になる
- 国内SMSを頻繁に送信する
- 高齢者など操作の簡単さを重視する
- 月25分以上、標準通話を利用する
通常料金でデータ利用量が3GB以内の場合、基本料金1,078円と15分かけ放題1,100円を合わせて、月額2,178円です。
最強家族割を適用できる場合は、基本料金968円と15分かけ放題1,100円で、合計月額2,068円になります。
最初から15分かけ放題へ加入する必要はありません。
まずはRakuten Linkを使い、標準電話アプリの利用がどの程度必要になるか確認します。標準電話アプリの通話料が毎月1,100円を超えるようであれば、15分かけ放題を追加する方法が合理的です。
通話重視の人には、次の使い分けがおすすめです。
- 家族や友人との長電話はRakuten Link
- 店舗予約や日常連絡はRakuten Link
- 仕事の重要な電話は標準電話アプリ
- 15分以内の業務通話はかけ放題
- 緊急通報は標準電話アプリ
- 0570などの対象外番号は料金を確認して発信
Rakuten Linkと標準電話アプリを目的別に使い分ければ、料金と通話品質を両立しやすくなります。
AndroidとiPhoneの違い・無料対象外番号に注意する
楽天モバイルへ通話重視で乗り換える場合、AndroidとiPhoneでRakuten Linkの動作が異なることを理解しておきましょう。
Androidでは、Rakuten Linkからの発信に加えて、条件を満たしていればRakuten Linkで着信することがあります。一般的な国内SMSもRakuten Linkから送信することで、基本的に無料で利用できます。
ただし、通信環境が不安定な場合は、標準電話アプリへ着信するケースがあります。省電力設定やバックグラウンド通信の制限によって、Rakuten Linkの着信通知が表示されないこともあります。
Androidへ乗り換えた後は、次の設定を確認してください。
- Rakuten Linkの通知を許可する
- マイクと連絡先へのアクセスを許可する
- バックグラウンド通信を許可する
- バッテリー最適化の対象外にする
- データセーバーによる制限を解除する
- Rakuten Linkへログインしていることを確認する
- 「通話時に優先的にLTEに接続する」を確認する
iPhoneでは、Rakuten Linkを利用していない相手からの着信は、原則としてiPhone標準電話アプリに入ります。
着信を標準電話アプリで受けられるため操作は分かりやすい一方、着信履歴からそのまま折り返すと、標準電話アプリによる有料発信になる場合があります。
無料で折り返したい場合は、Rakuten Linkを開いて発信する必要があります。
また、iPhoneでは一般的なSMSの送受信に標準メッセージアプリを利用します。国内SMSの受信は無料ですが、送信は全角70文字あたり3.3円が基本です。
Android版Rakuten Linkのように、一般的な国内SMSをRakuten Linkから無料送信する仕組みとは異なります。
通話重視の乗り換えで、Rakuten Linkをできるだけ活用したい人はAndroidが分かりやすい場合があります。一方、着信は標準電話アプリで確実に受けたい人には、iPhoneの仕様が合うこともあります。
無料対象外番号にも注意が必要です。
Rakuten Linkの主な無料対象外番号には、次のようなものがあります。
- 0570から始まるナビダイヤル
- 災害用伝言ダイヤル171
- 消費者ホットライン188
- 救急安心センター#7119
- 子ども医療電話相談#8000
- DV相談ナビ#8008
- 道路交通情報#8011
- 安全運転相談電話#8080
- 留守番電話再生1417
- 一部の他社接続サービスや特番
Rakuten Linkからこれらの番号へ発信しようとすると、標準電話アプリへ切り替わり、通話料が発生する場合があります。
15分かけ放題でも、0570などは無料対象外となることがあります。
企業の問い合わせ窓口が0570の場合は、一般の固定電話番号や050番号が別に用意されていないか確認しましょう。「携帯電話から」「ナビダイヤルを利用できない場合」「海外から」といった案内に別番号が掲載されていることがあります。
110、118、119などの緊急通報へRakuten Linkから発信しようとした場合も、標準電話アプリへ切り替わります。緊急通報自体に通常の通話料はかかりません。
電話番号を維持して乗り換えるMNPの手順
通話重視の人にとって、現在の電話番号を維持できるかどうかは非常に重要です。
家族、友人、勤務先、取引先、病院、金融機関などへ電話番号を登録している場合、番号を変更すると多くの連絡先やサービスを修正しなければなりません。
MNPを利用すれば、現在の電話番号を原則としてそのまま楽天モバイルへ引き継げます。
申し込み前に名義・端末・必要書類を確認する
楽天モバイルへMNPで乗り換える前に、現在の契約状況と持ち込み端末を確認します。
特に重要なのが、現在の携帯電話会社の契約名義と、楽天モバイルへ申し込む名義です。
原則として、乗り換え元と楽天モバイルの契約名義は同一である必要があります。親名義の回線を子ども名義で申し込む、夫名義の回線を妻名義で申し込むといった場合は、手続きが進まない可能性があります。
名義が異なる場合は、基本的に乗り換え前の携帯電話会社で名義変更を行ってから楽天モバイルへ申し込みます。
楽天モバイルショップでは、条件を満たす場合にMNP転入と名義変更を同時に進められるケースもあります。しかし、Web申し込みでは同時にできないため、名義を事前に整理しておくほうがスムーズです。
オンライン申し込みで用意したいものは次のとおりです。
- 本人確認書類
- 楽天IDとパスワード
- 支払いに使うクレジットカードまたは銀行口座
- 現在利用中の電話番号
- 乗り換え元の会員IDとパスワード
- MNP予約番号を利用する場合は予約番号
- 楽天モバイルで使うスマートフォン
- 連絡を受け取れるメールアドレス
- 安定したインターネット環境
持ち込み端末を利用する場合は、楽天モバイルの対応状況を必ず確認します。
SIMカードを入れればすべてのスマートフォンで同じように使えるわけではありません。機種や販売元によって、対応周波数、VoLTE、SMS、緊急通報、APN設定、eSIM対応状況が異なります。
楽天モバイルの対応製品確認ページで、端末名だけでなく、購入した携帯電話会社や型番まで確認してください。
特に、同じ機種名でもドコモ版、au版、ソフトバンク版、SIMフリー版で対応周波数が異なる場合があります。
2021年10月以前に発売・販売された端末などでは、SIMロック解除が必要になる可能性があります。現在利用中の携帯電話会社の会員ページで、SIMロックの状態を確認しておきましょう。
通話重視で利用するなら、データ通信だけでなく、次の機能を確認する必要があります。
- 音声通話
- Rakuten Link
- SMS送受信
- 緊急通報
- 4G通信
- 5G通信
- APN自動設定
- eSIM
- テザリング
また、キャリアメールを使用している人は、乗り換え後もメールアドレスを維持するか決めます。
ドコモ、au、ソフトバンクなどでは、乗り換え後もキャリアメールを利用できる持ち運びサービスが用意されていますが、申し込み期限や月額料金があります。
銀行、クレジットカード、通販サイト、SNSなどへキャリアメールを登録している場合は、Gmailなどへ変更してから乗り換えると安心です。
スマートフォンの端末代金が残っている場合も確認しましょう。回線を乗り換えても、端末の分割払いは原則として継続します。乗り換えによって端末代金が自動的に消えるわけではありません。
現在の契約に家族割、光回線とのセット割、端末購入プログラムなどがある場合は、楽天モバイルへ乗り換えた後の条件も確認してください。
MNPワンストップなら予約番号なしで申し込める
現在の電話番号を維持して楽天モバイルへ乗り換える方法には、主に次の2つがあります。
- MNPワンストップ
- MNP予約番号を使う方法
MNPワンストップに対応する携帯電話会社からオンラインで乗り換える場合は、MNP予約番号を事前に取得せず、楽天モバイルの申し込み画面から手続きを進められます。
楽天モバイルへ申し込んだ後、my 楽天モバイルから電話番号引き継ぎの申請を行い、乗り換え元の携帯電話会社へログインして手続きを承認します。
MNPワンストップの基本的な流れは次のとおりです。
- 楽天モバイルへ申し込む
- 「他社から乗り換え(MNP)」を選択する
- 本人確認と支払い方法を登録する
- my 楽天モバイルの申し込み履歴を開く
- 「電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする」を選択する
- 乗り換え元の携帯電話会社へログインする
- 注意事項を確認して転出を承認する
- my 楽天モバイルが「MNP転入待ち」になるまで待つ
- SIMまたはeSIMの準備後にMNP転入を開始する
MNPワンストップは、Web申し込みで利用する仕組みです。楽天モバイルショップで申し込む場合は、手続き方法が異なることがあります。
乗り換え元のIDやパスワードが分からないと、ワンストップ手続きの途中で止まります。申し込み前にログインできることを確認しておきましょう。
ワンストップへ対応していない携帯電話会社から乗り換える場合や、ワンストップ申請が進まない場合は、MNP予約番号を取得して申し込みます。
MNP予約番号には有効期限があります。楽天モバイルの申し込み時に、一定以上の有効期限が残っている必要があるため、予約番号を取得したら早めに申し込みましょう。
SIMは物理SIMとeSIMから選べます。
物理SIMは、カードを端末へ挿入して利用する方式です。配送を待つ必要がありますが、目に見えるカードで管理でき、端末を変更するときも差し替えやすいのがメリットです。
eSIMは端末本体へ回線情報をダウンロードする方式です。対応端末と所定の本人確認方法を利用すれば、配送を待たず短時間で開通できる場合があります。
通話重視の人が初めて乗り換える場合は、次の基準で選ぶと分かりやすくなります。
- 設定に慣れているならeSIM
- 早く開通したいならeSIM
- SIMカードを目で確認したいなら物理SIM
- 端末間で差し替えたいなら物理SIM
- デュアルSIMで利用するなら空きスロットに合わせて選ぶ
- 設定に不安があるなら店舗で相談する
eSIMは便利ですが、開通に利用しているスマートフォン自体へeSIMを設定する場合、途中でインターネット接続が必要になります。自宅のWi-Fiや別端末を用意しておくと安心です。
MNP開通はSIMと端末を準備してから行う
楽天モバイルへの申し込みとMNP申請が完了しても、すぐに乗り換え元の回線が停止するわけではありません。
SIMカードやeSIMを利用できる準備が整った後、my 楽天モバイルから「MNP転入を開始する」を選択して回線を切り替えます。
重要なのは、楽天モバイルで使用する端末とSIMを手元に用意してからMNP転入を開始することです。
MNP転入手続きが完了すると、乗り換え元の回線は利用できなくなり、楽天モバイルの回線へ電話番号が移ります。
物理SIMを申し込んだのに、SIMカードが届く前にMNP転入を開始すると、楽天モバイルのSIMが届くまで電話を使えない時間が発生する可能性があります。
MNP転入の受付時間によって、開通するタイミングも異なります。
楽天モバイルでは、午前9時から午後9時までにMNP転入を受け付けた場合は、原則として当日中に開通します。午後9時1分から翌朝8時59分までの場合は、翌朝9時以降の開通となります。
午後9時直前や、SIMカードを受け取った直後に手続きすると、当日中に開通しない場合があります。
通話重視の人は、電話を使えない時間をできるだけ短くするため、午前中から夕方までの時間帯に開通手続きを行うのがおすすめです。
仕事で電話を使う人は、重要な電話が入らない休日や業務終了後に行いましょう。ただし、夜遅くに開始すると翌日開通になる可能性があるため、時間に余裕を持つ必要があります。
開通手続きの基本的な流れは次のとおりです。
- 楽天モバイルで使用する端末を用意する
- SIMカードまたはeSIMの準備状況を確認する
- 安定したWi-Fiへ接続する
- my 楽天モバイルへログインする
- 該当する申し込み番号を選択する
- 「MNP転入を開始する」をタップする
- 注意事項を確認して手続きを確定する
- 乗り換え元の回線が停止するまで待つ
- 楽天モバイルのSIMを有効にする
- 端末を再起動する
- 4Gまたは5Gへ接続できるか確認する
- 発信・着信・SMSをテストする
- Rakuten Linkを設定する
MNPが完了すると、乗り換え元の携帯電話回線は原則として自動解約になります。自分で先に解約してはいけません。
先に解約すると、電話番号を引き継げなくなる可能性があります。現在の電話番号を維持したい場合は、必ずMNPの手順で乗り換えてください。
MNP転入後は、次の項目を必ず確認します。
- 自分の電話番号が正しく表示される
- 標準電話アプリから発信できる
- 別の電話から着信できる
- SMS認証コードを受信できる
- モバイルデータ通信ができる
- 110などの緊急通報機能に対応している
- Rakuten Linkへログインできる
- Rakuten Linkから番号通知で発信できる
通話重視で乗り換える人は、開通した時点で完了と考えず、Rakuten Linkの設定と通話テストまでをセットで行いましょう。
乗り換え後の失敗を防ぐ設定と判断基準
楽天モバイルへ乗り換えた後に「電話がつながらない」「無料だと思ったのに通話料が発生した」と感じる原因の多くは、回線そのものではなく、発信アプリや初期設定にあります。
通話重視の人は、開通直後に発信、着信、SMS、Rakuten Link、留守番電話などを一通り確認することが重要です。
乗り換え直後に多い通話トラブルを防ぐ
楽天モバイルへの乗り換え後によくあるのが、Rakuten Linkではなく標準電話アプリから発信してしまう失敗です。
標準電話アプリから発信すると、15分かけ放題へ加入していない場合は、通常30秒22円の通話料が発生します。
乗り換え直後は、次の対策を行いましょう。
- Rakuten Linkをホーム画面の最初に置く
- 標準電話アプリをフォルダへ移動する
- 家族や仕事先をRakuten Linkのお気に入りへ登録する
- 着信履歴からの折り返し方法を確認する
- 有料番号への発信制限を有効にする
- my 楽天モバイルで通話明細を確認する
Rakuten Linkへログインできない場合は、申し込みに使った楽天IDが正しいか確認します。複数の楽天IDを持っている人は、別のIDでログインしているケースがあります。
電話番号認証が完了していない場合も、Rakuten Linkを正常に利用できません。モバイルデータ通信をオンにし、楽天モバイル回線へ接続した状態で初期設定を進めてください。
Rakuten Linkで発信できない、声が聞こえない、途中で切れる場合は、次の順番で確認します。
- 楽天モバイルの4Gまたは5Gへ接続されているか
- Rakuten Linkへログインしているか
- マイクや電話の権限が許可されているか
- Wi-Fiが不安定になっていないか
- VPNが有効になっていないか
- デュアルSIMのデータ回線が他社回線になっていないか
- Rakuten Linkが最新版か
- 端末のOSが最新か
- 機内モードのオン・オフで改善するか
- 端末の再起動で改善するか
Wi-Fiと楽天モバイル回線の両方に接続している場合でも、Wi-Fiが不安定だと通話品質が低下することがあります。一度Wi-Fiをオフにし、楽天モバイル回線だけで試してみましょう。
反対に、楽天モバイルの電波が弱い場合は、安定した自宅Wi-Fiへ接続すると改善する可能性があります。
ただし、楽天モバイルの電波をつかまずWi-Fiだけに接続している場合、相手側に非通知で表示されることがあります。発信者番号を確実に通知したい場合は、画面上部に4Gまたは5Gが表示されていることを確認してください。
Androidで着信通知が表示されない場合は、Rakuten Linkのバッテリー使用量を「制限なし」に設定し、バックグラウンド通信を許可します。
iPhoneでは、固定電話やRakuten Linkを使っていない携帯電話からの着信は、標準電話アプリへ入ります。Rakuten Linkだけを確認していると着信履歴を見落とす可能性があるため、標準電話アプリの履歴も確認してください。
SMS認証コードを受信できない場合は、標準メッセージアプリ、迷惑SMS設定、デフォルトのSMS回線、機内モード、SIMの有効状態を確認します。
デュアルSIMでは、音声、データ、SMSに使用する回線が別々に設定されていることがあります。楽天モバイルの電話番号でSMS認証を受ける場合は、楽天モバイル回線が有効になっていることを確認してください。
用途別にRakuten Linkと標準通話を使い分ける
通話重視で楽天モバイルへ乗り換えた場合、すべての電話を一つの通話方法へ統一する必要はありません。
料金を優先する通話と、品質を優先する通話に分けることで、楽天モバイルのメリットを活かしやすくなります。
Rakuten Linkが向いている通話は次のとおりです。
- 家族との長電話
- 友人との日常会話
- 店舗の予約
- 学校や習い事への連絡
- 固定電話への問い合わせ
- 社内の簡単な確認
- 宅配便の時間調整
- 通話時間が長くなりそうな電話
標準電話アプリが向いている通話は次のとおりです。
- 重要な取引先との電話
- 契約条件や金額の確認
- 顧客からのクレーム対応
- 病院や行政機関との重要な連絡
- 採用面接や転職活動
- 住所や口座番号の確認
- 緊急通報
- 音質を最優先したい電話
家族や友人との長電話はRakuten Link、仕事の重要な電話は標準電話アプリという使い分けが、料金と安心感のバランスを取りやすい方法です。
標準電話アプリを利用した通話が月25分を超える場合は、15分かけ放題を検討します。
ただし、1回15分を超える通話が多い人には、15分かけ放題だけでは不十分な場合があります。超過部分の通話料を含めて、本当に安くなるか計算しましょう。
仕事で電話を使う人は、デュアルSIMも有効です。
例えば、楽天モバイルをRakuten Linkによる発信用回線として使い、他社回線を通信や予備回線として持つ構成です。楽天モバイルがつながりにくい場所では、もう一方の回線を利用できます。
ただし、Rakuten Linkは楽天モバイル回線で使用することを前提にしています。デュアルSIMでデータ通信や音声の初期回線を他社SIMへ設定すると、非通知発信や動作不良につながる可能性があります。
デュアルSIMでRakuten Linkを利用するときは、次の点を確認します。
- 楽天モバイルのSIMがオンになっている
- デフォルトの音声回線が適切に設定されている
- Rakuten Link利用時に楽天モバイル回線へ接続できる
- データ回線の自動切り替え設定を確認する
- SMSの受信回線を把握する
- 発信前に使用する電話番号を確認する
高齢者やスマートフォン操作が苦手な人は、料金よりシンプルさを優先することも大切です。
Rakuten Linkと標準電話アプリを見分けることが難しい場合は、15分かけ放題を追加して標準電話アプリだけを使う方法もあります。
月額料金は高くなりますが、操作ミスで従量通話料が発生したり、必要な電話をかけられなかったりするリスクを減らせます。
留守番電話が必要な人は、月額330円のオプションも検討しましょう。仕事、病院、配送業者などから重要な着信がある人には便利です。
着信転送は月額料金無料ですが、転送中の通話に料金が発生する場合があります。長時間の転送が多い人は、転送通話料まで含めて確認してください。
通話重視の乗り換えで楽天モバイルが向いている人
通話重視で楽天モバイルへの乗り換えが特に向いているのは、次のような人です。
- 国内の携帯電話や固定電話へよく発信する
- 家族や友人との長電話が多い
- 1回の通話時間を気にしたくない
- Rakuten Linkを使い分けられる
- 自宅や職場で楽天モバイルの電波が入る
- 自宅ではWi-Fiを利用している
- 月間データ利用量が3GB以内
- 完全かけ放題の料金を節約したい
- 必要に応じて標準電話アプリも使える
- デュアルSIMを活用できる
- 乗り換え後の設定を自分で確認できる
- 家族割を利用できる
特に、一般的な国内通話が多く、データ利用量が少ない人は、楽天モバイルの料金体系と相性がよいといえます。
通常料金で3GB以内なら月額1,078円、最強家族割を適用できれば月額968円を基本に、Rakuten Linkによる国内通話を利用できます。
一方、次のような人は慎重に検討しましょう。
- 専用アプリから発信したくない
- 標準電話アプリだけで完全かけ放題を使いたい
- 仕事で通話品質を最優先する
- 自宅や職場で楽天モバイルが圏外
- 地下や建物奥で電話することが多い
- 0570番号への発信が多い
- 1回15分を超える重要な標準通話が多い
- アプリのログインや通知設定を管理できない
- 着信転送を長時間利用する
- 対応端末の確認ができない
- デュアルSIMの設定が不安
- 店舗で常に細かなサポートを受けたい
楽天モバイルへ乗り換えるか迷う場合は、いきなりメイン回線をMNPするのではなく、新しい電話番号でサブ回線として試す方法もあります。
対応するデュアルSIM端末を持っていれば、現在の回線を残したまま楽天モバイルの電波やRakuten Linkを確認できます。
自宅、職場、通勤経路で問題なく使えることを確認してから、メイン番号を乗り換えると失敗を減らせます。
ただし、サブ回線として新規契約した番号へ、後から別の電話番号を上書きしてMNPすることは基本的にできません。メイン番号を移すときは、別途MNP契約が必要になる点に注意してください。
まとめ|通話重視の乗り換えは料金・品質・操作性で判断する
通話重視でスマートフォンを乗り換える場合、データ容量や基本料金だけで回線を選ぶと失敗する可能性があります。
重要なのは、現在の通話時間、1回あたりの通話時間、発信先、通話する場所、必要な電話オプションを整理し、乗り換え後の総額で比較することです。
楽天モバイルは、Rakuten Linkを利用することで、一般的な国内の携帯電話や固定電話への通話を基本的に無料にできます。
通話時間や回数を気にせず利用できるため、家族との長電話、仕事の連絡、店舗への予約などが多い人ほど節約効果を期待できます。
データ利用量が3GB以内なら通常料金は月額1,078円、最強家族割適用後は月額968円です。Rakuten Linkの通話は、原則としてプラン料金を決めるデータ利用量に加算されません。
一方で、標準電話アプリから発信すると通常30秒22円の通話料が発生します。0570などのナビダイヤルや一部の特番も、Rakuten Linkの無料対象外です。
仕事の重要な電話や音質を優先したい場面では、標準電話アプリと月額1,100円の15分かけ放題を組み合わせる方法があります。
通話重視の乗り換えで確認したいポイントは、次のとおりです。
- 過去3カ月の通話明細を確認する
- 短時間かけ放題と完全かけ放題を比較する
- Rakuten Linkを利用できるか判断する
- 自宅や職場の電波を確認する
- 持ち込み端末の対応状況を確認する
- 契約名義を一致させる
- MNPワンストップまたは予約番号で申し込む
- SIMを準備してからMNP転入を開始する
- 開通後に発信・着信・SMSをテストする
- Rakuten Linkの初期設定を完了する
- 無料対象外番号を確認する
- 必要に応じて15分かけ放題を追加する
現在の電話番号を維持したい場合は、乗り換え元の回線を自分で先に解約してはいけません。必ずMNPの手順で楽天モバイルへ転入し、開通完了によって元の回線が終了する流れにします。
通話料金を最優先するなら、まずはRakuten Linkを中心に利用するのがおすすめです。
重要な電話だけ標準電話アプリを使い、標準通話が月25分以上になる場合に15分かけ放題を追加すれば、余計な固定費を抑えながら自分に合った通話環境を作れます。
楽天モバイルは、「専用アプリを使ってもよいので、国内通話料を大きく節約したい人」に向いています。
反対に、「専用アプリを使い分けたくない」「仕事の電話を標準電話アプリだけで完全かけ放題にしたい」という人は、他社の完全かけ放題を含めて比較したほうがよいでしょう。
通話重視の乗り換えで大切なのは、最安料金だけを追いかけることではありません。
自分がよく電話する場所でつながり、迷わず発信でき、必要な通話品質を確保したうえで、毎月の料金を無理なく抑えられる回線を選ぶことが重要です。
Rakuten Linkの操作に抵抗がなく、自宅や職場で楽天モバイルの電波を利用できる人であれば、楽天モバイルは通話重視の乗り換え先として、料金と実用性を両立しやすい選択肢になるでしょう。


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